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くすのき皮膚科

医学的に見た水虫の正体って?

ここでは少し難しいお話をしましょう。水虫とは、簡単にいうと足の裏や足の指の間、手のひらに「カビ」が寄生して起こる病気のこと。ちなみにカビのことを医学用語では「真菌(しんきん)」といいます。カビによって起こる病気を「真菌症(しんきんしょう)」といい、皮膚におこる真菌症を「皮膚真菌症(ひふしんきんしょう)」と呼ぶのです。その中で皮膚のいちばん外側の角質層に寄生するカビに「皮膚糸状菌(ひふしじょうきん)」と呼ばれる種類があります。その代表が「白癬菌:ハクセン菌」。この列車が連結したような糸状の形をした白癬菌(はくせんきん)こそが、水虫の正体なのです。

顕微鏡で見た水虫の皮膚にいる白癬菌

●部位によって違う白癬の名前●

白癬菌による皮膚病は、おもしろいことに、病気の起こる部位によって病名が決まります。

人体

皮膚糸状菌の種類には以下のものがあります。ラテン語で学名が付けられています。なんだかかっこいいですよね(水虫だけど)。

●主な皮膚糸状菌●
学名(ラテン語:属名+種名)日本名(和名)
Trichophyton rubrum
(トリコフィトン ルブルム)
紅色白癬菌
(こうしょくはくせんきん)
Trichophyton mentagrophytes
(トリコフィトン メンタグロフィテス)
毛瘡白癬菌
(もうそうはくせんきん)
var.asteroides
(アステロイデス)
星状白癬菌
(せいじょうはくせんきん)
var.interdigitale
(インテルジキターレ)
趾間白癬菌
(しかんはくせんきん)
Trichophyton violaceum
(トリコフィトン ビオラセウム)
菫色白癬菌
(きんしょくはくせんきん)
Trichophyton verrucosum
(トリコフィトン ベルコースム)
疣状白癬菌
(ゆうじょうはくせんきん)
Microsporum canis
(ミクロスポルム カニス)
イヌ小胞子菌
(イヌしょうほうしきん)
Microsporum gypseum
(ミクロスポルム ギプセウム)
石膏状小胞子菌
(せっこうじょうしょうほうしきん)
Epidermophyton floccosum
(エルデルモフィトン フロッコーズム)
鼠径表皮菌
(そけいひょうひきん)

var は変種を意味するvariatio (バリアチオ)の略です。

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