
バイエルの医薬品づくりの原点は「技術力と責任感」。その姿勢は日本においても変わりはありません。バイエル薬品の医薬品製造拠点である滋賀工場では、原料入荷から製品出荷まで高水準の品質管理体制のもとで生産を行っています。
琵琶湖の東南、鈴鹿山系の麓に建つバイエル薬品滋賀工場は、ドイツ・バイエル社から輸入した錠剤を日本市場のため包装・出荷する工場として、1979年に操業を開始しました。1995年には、錠剤工場棟を完成させて原料の秤量から打錠、最終製品の包装までの一貫生産体制を整え、それまで以上に市場ニーズに迅速に対応できる体制を確立しました。
医薬品の生産にはGMP基準※に基づいた高度な製造・品質管理が求められますが、滋賀工場ではさらにバイエル独自の厳しい基準を設け、安全管理と品質保証に努めています。

滋賀工場は自然との調和を考えた設計として「うるわしの滋賀建築賞」を受賞。
調達に際しては、すべての原料・資材について受入試験を実施し、基準に合格していることを確認した後に使用します。打錠やコーティングなの各製造工程における中間製品についても含量試験、溶出試験、崩壊試験などの各種品質試験を実施し、常に一定の品質で製造されていることを確認。さらに箱詰め終了後にも最終品質試験を行い、規格への適合が保証された製品だけを出荷しています。
また、製品だけでなく、原料、包装容器、作業環境、医薬品が直接接する製造機械などについても微生物試験を実施し、安心して服用していただける医薬品づくりに努めています。
製造工程や物流システムには、最新技術とバイエル独自のノウハウを結集。錠剤工場棟で1階を作業エリア、2階を無人搬送車による搬送エリアとして人とモノの流れを区分しているほか、原料・資材と製品の交わりを防ぐため、原料・資材の搬入口と製品出荷のための搬出口を別の場所に設けるなど独自のマテリアルフローを構築。このほか一工程一作業室、クローズドシステムなど、最先端の技術に基づいた厳しい管理体制を敷いています。
※ GMP(Good Manufacturing Practice)
品質の優れた医薬品を製造するための製造管理および品質管理に関する基準要件


錠剤を湿気、光、汚染などから守るためPTPに包装後、集積し、アルミバッグなどでピロー包装。
1998年発売の「アダラートCR錠」は、1日1回の服用で血圧をコントロールできるよう薬物を少しずつ溶出させる画期的なドラッグ デリバリー システム(DDS)を実現した有核二層錠です。この新剤形はバイエル薬品の製剤研究から生まれたもので、最新の技術を投入して滋賀工場で生産されています。世界でも類を見ない溶出システムを有核二層構造に組み入れた技術開発力は、滋賀工場の誇りです。
