

基礎研究や動物試験により効き目(有効性)や安全性が確認されたとしても、すぐに患者さんの病気を治すために使うことはできません。そのため次の段階では、どうしても人での有効性や安全性を調べるテスト(臨床試験)が必要になります。我が国では、新薬の申請のための臨床試験を特に「治験」と呼び、市販後の臨床試験や学術研究目的の臨床試験とは区別しています。
治験は大別して、下の3つの段階があります。
第1段階は、健康な人に少量から投与して、安全性や体内のどこにどのように吸収され、どの程度の時間で排出されるのかなどについて調べます。
第2段階は、少数の患者さんで、病気の程度による効果の違いや安全性、どのくらいの量で何日ぐらい投与したらいいか(使い方)などについて調べます。
最後に、多数の患者さんについて効果、安全性、使い方などをさらに詳しく調べ、確認します。
そして、これらの成績は、国(厚生労働省)により審査され、合格すると新薬として世に出ることが認められます。
| 治験番号 | 適応症 | 一般名 | 開発段階 | 剤型 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 国内 | 海外 | ||||
| BAY43-9006 | 腎細胞癌 | Sorafenib | 申請中 | 承認(欧米) | 錠剤 |
| BAY43-9006 | 肝細胞癌 | Sorafenib | 第III相 | 第III相(欧米) | 錠剤 |
| BAY59-7939 | 心房細動患者における脳梗塞 および血栓・塞栓症 |
Rivaroxaban | 第II相 | 第III相(欧米) | 錠剤 |
| BAY77-1931 | 高リン血症 | Lanthanum carbonate | 申請中 | 承認 (米、スウェーデン他) |
錠剤 |