
CSR(企業の社会的責任)活動の一貫として、さまざまな分野での社会貢献を重視するバイエルグループでは、小学生を対象にした科学理解力向上プログラムや、学生特派員プロジェクトなどを通して青少年の科学マインドを育て、医療や環境への意識を高めていくための取り組みを積極的に進めています。
研究開発を基盤とするヘルスケア・化学企業として、科学教育の振興を重視するバイエルグループは、若い人々のための科学理解力向上プログラムを世界で展開しています。たとえば、米国バイエル社では、実験・質問型理科実験教室などを実施する「Making Science Make Sense」プログラムによって理科教育改革に貢献。2000年には「プレジデントサービス賞」を授与されるなど、社会的に高い評価を受けています。

日本のバイエル※も、「Making Science Make Sense」ガイドブックの日本語版「ふしぎからはじまるサイエンス」を2002年に発行、2003年からは小学生を対象とした体験・質問型理科実験教室「わくわく実験ワゴン」を展開しています。この「わくわく実験ワゴン」は年一回、バイエルの社員ボランティアが全国の小学校を訪問し、生徒たちと一緒に理科実験を楽しく行うもので、バイエル薬品の社員も毎年ボランティアとして参加しています。めざしているのは、実験を通して子供たちに本来備わっている科学的好奇心を目覚めさせ、科学的発見の楽しさを伝えること。企業の第一線で活躍する科学の専門家が、身近な素材を使った体験・質問型の理科実験を指導するというユニークな取り組みには、児童・教師の皆様から好評をいただいています。

社員ボランティアの指導のもと、子供たちの科学への好奇心を醸成しています。

「なぜ?どうして?」を楽しく実験。子供たちは自らの体験を通じて科学の面白さを理解します。
日本のバイエルの科学理解力向上プログラム「ふしぎからはじまるサイエンス」は、体験・質問型の理科学習を通じて、子供たちに身近な科学をわかりやすく紹介し、科学への好奇心や興味を育てることを目的としています。同プログラムでは、理科実験教室「わくわく実験ワゴン」のほか、親子で楽しめる「実験パンフレット」の制作・発行や、子供向け科学情報を満載したウェブサイトの展開も行っています。

「実験パンフレット」(PDF[11.5MB])

ウェブサイト(WEB)
「持続可能な発展(Sustainable Development)」を企業理念に掲げるバイエルグループでは、化学企業が環境・安全に関する改善活動に自主的かつ継続的に取り組んでいく「レスポンシブル・ケア」をグローバルに展開。グループの一員として、バイエル薬品も積極的に地球環境保全を推進しています。
バイエルグループは、社会・経済・環境に対する企業の責任を深く自覚し、技術革新によって優れた製品を生み出すとともに、地球の環境・資源を保護し、また環境や安全性への影響を最小化して「持続可能な発展」をめざすことを経営理念に掲げています。日本のバイエルでも2001年に全7項目からなる「レスポンシブル・ケア コミットメント宣言」を発表するなど、持続可能な発展の実現を経営目標に掲げ、その達成に努めています。
その基本方針となっているのが、バイエル独自の「健康、安全、環境保全分野におけるマネジメントシステム(HSEマネジメントシステム)」です。日本での医薬品製造を担うバイエル薬品滋賀工場は、バイエルの医薬品工場としては世界で初めて監査を受け、HSEマネジメントシステムの構築が極めて高水準にあると評価されました。
バイエル薬品滋賀工場では、GMP(医薬品の製造管理と品質管理に関する基準)や環境関連法令遵守の徹底はもちろんのこと、「廃棄物削減」「地球温暖化防止」「化学物質の排出量削減」を重点課題に、環境・安全と品質保証を一体化した取り組みを推進しています。
「より少なく、より環境に配慮した材料を使う」ことを目標に包装材料の検討・改良に注力。また、4R(Reduction、Reuse、Recycle、Refuse)をスローガンとして掲げ、廃棄物の削減や再使用、再資源化率を高めて最終廃棄処分量を減らすように分別、処理方法の改善に取り組んでいます。
温暖化防止対策として省エネルギー活動を中心に活動を進めています。
従来から、建物の空調を多くの系統に分け、必要な時に、必要な場所で用途に応じた空調をすることで、省エネルギー対策を実施し大きな効果をあげてきましたが、さらなる省エネルギーをめざして、空調運転条件の見直し、インバーター制御化、高効率機器への更新などに取り組んでいます。
水質、大気、騒音に対し、法定基準よりも厳しい自主基準値を設け、徹底した環境保全に努めています。
工業団地の周りの早朝清掃活動を年数回自主的に実施しているほか、地域の清掃活動にも積極的に参加しています。さらに外部団体が呼びかけている、事業所以外の場所での環境保全への取り組みにも積極的に参画していきます。

工場周辺の清掃活動にも積極的に参加しています。

日本のバイエルが発行する「持続可能な発展報告書」。企業市民としての責任を自覚し、社会の持続可能な発展に貢献したいと考えています。
(PDF[1.3MB])