ドイツ・バイエル社、子会社のバイエル・ソーラー社をソーラーワールド社に売却 <ドイツ・レバクーゼン> ドイツ・バイエル社はこのほど、子会社のバイエル・ソーラー社(太陽電池用シリコンウエハーの生産会社)をソーラーワールド社(本社・ボン)に売却することで合意した。 この合意により、ドイツ・バイエル社は、売却代金を現金で受け取り、ソーラーワールド社の株の9パーセントを保有することになる。 バイエル・ソーラー社の売却はドイツ独禁当局とバイエル社経営委員会の承認を得て実施される。同子会社の売却を決定した理由として、バイエル社は、4つの中核事業部門 −すなわちヘルスケア、農業関連製品、高分子材料および化学品 −に経営資源をさらに集中させるためであるとしている。ドイツ東部のフライベルクに本社をもつバイエル・ソーラー社は、太陽電池用シリコンウェハーの製造に特化してきたが、今回の合意でソーラーワールド・グループに戦略的に統合されることになる。 ドイツ・バイエル社のゴットフリート・ザビー専務(化学品事業部門代表)は、「太陽電池モジュールは、成長産業の一つではあるが、中核事業の化学品、医薬品とは異なる分野の事業である。従ってバイエル・ソーラー社をバイエルグループ内に抱えて市場の動向に沿った事業拡大を図るよりも、ソーラーワールド社に売却することを選んだ。ソーラーワールド社は、この事業部門を大いに成長させ、フライベルクでの生産能力を二倍にする計画である」と述べた。 バイエル・ソーラー社は、世界最大手のシリコンウェハーメーカーの一つであり、2000会計年度には3,000万ユーロ以上の売上を見込んでいる。同社の従業員数は120名。暫定的合意の下、ドイツ・バイエル社の社員約30名が引き続き、研究開発や中期的なパイロット生産の分野においてソーラーワールド社で働くことになる。 ソーラーワールド社は、太陽光発電所の建設に用いられる太陽電池モジュール並びにその他の部品の生産、マーケティング、販売を軸として事業を展開している。 バイエル株式会社 2000年8月16日、東京 Bayer Ltd./Corporate Communications |